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議会活動

岡山市議会での個人質問の内容を要約して掲載しました。

平成23年 11月定例岡山市議会 個人質問

少子化対策

ますます少子化が進む中、多くの男女が結婚できない理由に「適当な相手にめぐり会わない」ことをあげています。岡山市が行っている「出会いのひろば」は、独身男女に出会いの機会を提供する大切な事業だと考えています。

Q:岡山市の「出会いのひろば」の特徴は?
A:地域で活躍されている岡山市連合婦人会や、岡山市新成人の集い実行委員会OBの方たちと協働で事業を進めています。本年度は「おかやま縁結び隊 出会い・結婚討論会」を実施し、出会いや結婚について討論し、情報発信することで広く未婚化・晩婚化について考えていく契機としたいと考えています。
Q:もっと多くの方が参加できるようになりませんか?
A:「若者わいわいミーティング」での提言などを参考に新たな試みや連携を図り、実施回数や参加定員を増やしていきたいと考えています。
Q: 「街コン」という500〜1,000人規模のコンパが各地で開催されていますが、「街コン」についてどうお考えでしょうか?
A: 各地で行われている「街コン」は地域の人たちによる自主的な事業で、多くの若者に出会いの場が提供でき、地域や商店街の活性化につながると考えております。こうした取り組みは単に飲食店の集客だけではなく、若者がまちなかへ足を運ぶ機会に、ひいては街の良さを知ってもらう機会に、そして街のにぎわいの創出効果が期待できると考えております。今後、地域の方々の盛り上がりを見ながら、若者の出会いの観点からどのような関わりができるか考えていきます。

経済・雇用対策について

超デフレ時代の現状を打開するには、企業努力しかありません。しかし新規事業をやるにも、資金も考える余裕もない状況です。

Q:岡山市の経済対策の現状と課題は?
A:岡山市は平成20年1月からこれまでに約347億円の経済・雇用対策予算を編成し、雇用対策として今年度も12億2,900万円余の予算で93事業、809人の雇用を目指しています。今後も国の補正予算や景気対策などに迅速に対応できるよう国の動向を注視し、適時適切な対応をとっていく考えです。
Q:経済産業省は医療・環境・農業に重点を置き経済ビジョンをまとめていますが、岡山市の考えは?
A: 「医療、健康・福祉関連分野」「食品関連分野」「次代を担う新しい農業や環境・エネルギー分野」などを重点分野として取り組み、国の戦略や規制緩和、財政支援等の施策の動向も注視しながら、岡山市の産業振興に努めていく考えです。
Q: 就職率が下がり、非正規雇用や無職の方が増えている中、岡山市の雇用対策は?
A: 40歳未満の未就労者を対象に、就業体験とともに就業に必要な研修を行い正規雇用を目指す、若年者就業推進事業等を実施しています。今後、大学と企業のマッチング、就職相談、地元企業等の情報提供などの検討も行い、若年者の正規雇用につながる効果的な施策を実施していく考えです。
Q:震災復興のため、多くの技術者が東日本に出向し専門技術者・専門職の方の不足が予想されますが、岡山市の考えは?
A:経済や社会の発展に寄与する職業能力の開発、向上は重要なことです。岡山建設共同高等職業訓練校では木造建築、左官・タイル施工の専門的な知識・技能の習得訓練を実施しており、岡山市はこの訓練を支援してきました。今後も各種職業訓練の情報等の周知を、関係機関と協力していく考えです。
Q:各地でB級グルメが盛大に行われています。岡山市でも独自の食産業を創出する計画はあるのでしょうか?
A:白桃、マスカット、ピオーネなどは、国内市場はもとより国外市場でも高い評価です。岡山商工会議所や商工会では、こうした素材を活用した新たな岡山独自の商品開発に取り組んでいます。岡山市も関係団体等と協力し、食品関連産業分野育成に努めていく考えてです。また、海外プロモーションの展開や、東京という大きな市場にも積極的に打ち出そうとしています。

岡山市中央卸売市場について

岡山市中央卸売市場は岡山市の台所で、食と文化の大事な施設としてイベントも多数開催されています。

Q: 市場のエコ化整備が行われていますが、エコ化による費用対効果は?
A: LED化での節電量約1万4,000kWh、太陽光発電量約4万kWhで、これは管理棟全体の電力量の約28%、金額にすると年80万円の縮減に当たり、CO2削減効果は年36tと見込まれます。
今後も、全額国庫補助等の事業があれば積極的に取り組みたいと考えています。
また平成24年3月に、電気自動車の充電設備が完成予定で、あわせて市場所有車2台を電気自動車に置き換える予定です。
Q: 「成熟した岡山市中央卸売市場戦略的経営展望策定協議会」の内容は?
A:卸売業者、仲卸業者、売買参加者の代表者で組織されています。当市場の取扱量、取扱高の現状打開のための戦略的な経営展望と、老朽化が著しい施設のコールドチェーン化等の施設整備の検討を行っています。
Q:他の市場にない個性が打ち出せるプランはありますか?
A:「市民・県民の食生活を支える拠点市場」「中国地方東部における物流を支える拠点市場」「農業・漁業を支える拠点市場」の3項目を掲げ、岡山らしい特色を持った市場整備に向け検討を行っています。
Q:花卉部が地方卸売市場に転換されますが、現状と何が変わるのでしょうか?
A:現在は中央卸売市場として国による指導・監督を受けています。地方卸売市場へ転換後は、市による指導・監督を受けることになり、各種提出書類の手続が簡素化されるなど、卸売業者の業務改善が図られます。
また、取引規制が緩和されることで新規顧客開拓など多くのメリットが見込まれ、積極的な営業活動の展開が期待されます。
Q: 「市場ふくふく通り」の利用実績と、観光資源としての活用策は?
A: 「ふくふく感謝デー」は1日当たり約2〜3千人、「市民イチバデー」は1万人前後の来場者で賑わいます。また、新聞・雑誌にも多く取り上げられ、週末には県外からの来場者も増えており、今後「市場ふくふく通り」を中心に観光資源としてPR活動にも努めたいと考えています。
Q:管理棟、文化会館は避難所指定されていますか? また、災害時には非常食等のストック場所と援助物資の拠点になると思いますが、どうお考えでしょうか。
A:避難所に指定されていませんが、当市場は周辺の土地より約2m高いため冠水しにくく、安心して避難できる場所であると考え、市の防災関係課に避難所指定の要望をしているところです。
また、地域防災計画の中で応急救助食糧品の確保、入手、あっせん等の役割を担っており、取引ルートを活用すれば救援拠点として活用できると考えています。

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